日銀は株式会社である


日銀を国の機関だとか、政府の機関だと思っている人がいると思う。

日銀は株式会社である。

これは紛れもない真実である。

この事を日本人全員に知ってもらいたいといつも思っていた。

日銀の法的根拠は「日本銀行法」、略して「日銀法」と呼ばれる法律にある。

逆に言えば、日銀の存在理由は、この法律のみである。

日本銀行法第6条には「日本銀行は、法人とする」という条項がある。

ただ、字義どおりの「法人」というわけではないのだ。

日銀法のような「特別法」によって設立された法人のことを「特殊法人」と呼ぶ。

特殊法人という事は、半分は「官」で半分は「民」の半官半民組織とみなされる。

実際に、日本銀行の職員は法律上「みなし公務員」とされている。

多くの人は、日本銀行はその公的な性格から、なんらかの政府機関、つまり”お役所”のひとつだと思っているかもしれない。

たしかに、特殊法人という一般とは少々異なる性格を持った機関ではある。

だが、もっと大事なことが案外と知られていないのではないか。

日本銀行の本当の正体は、他の銀行と同様に、「株式会社」だという事だ。

われわれは「銀行」は「銀行」であり、普通の会社企業とは異なる存在であると思いがちだ。

しかし、たとえばあの三井住友銀行だって、正式には「株式会社三井住友銀行」である。

「株式会社みずほ銀行」であり「株式会社三菱東京UFJ銀行」である。

なんのことはない、銀行もまた通常の会社組織と同じ、株式会社という形態をとっているのである。

同様に、日銀もまた株式会社なのだが、「株式会社日本銀行」だとは誰も思っていない。

実は日銀法を読んでみても、株式会社である事が、はっきりと分かるようには書かれていない。

ただ「資本金は、政府及び政府以外の者からの出資による1億円とする」(第8条)、「出資に対し、出資証券を発行する」(第9条)という条項があるだけだ。

さらに、日本銀行は「日銀法」に基づいて設立された特殊法人であるために、株券に相当するものを「株式」といわず、「出資証券」と呼びます。

呼び方こそ違え、利益から配当の得られる有価証券であることに変わりはない。

ただ通常の株主のように議決権はない。

配当は年5%を超えてはならないとされているから、投資として旨味は少ないのかもしれない。

そして、これもあまり知られてないことだが、ジャスダック市場に店頭公開(銘柄コード8301、1983年11月1日上場)されているのだ。

だから、日本銀行の株式は、誰でも購入が可能で誰でも株主になれるのだ。

株価は現在、31,900円(2020年1月14日)で出来高はかなり少ないものの売買はされている。

100株単位での取引なので株主になろうとすると約320万円が必要になる。

かなり高価な株である。笑

ちなみにバブル時の1989年12月の最高値は75万5000円だったので、だいぶリーズナブルになってるのかもしれない。

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日銀が株式会社だということがお分かり頂けたでしょうか?

もっと詳しく日銀の事が知りたければ、その事を書いた記事もありおます。

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では、今日はこの辺で・・また、どこかで・・

(参考文献)吉田祐二 『日銀 円の王権』学研

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